福島第1原発の海洋排水の真実は、どこにあるんだろうと、思っていたところ、大変わかりやすい解説動画を、https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=353353で、教えていただいたので、
さらに、拡散するため下記に記述します。
烏賀陽弘道さんのyoutube動画 https://m.youtube.com/watch?v=Q4199GGE20Uを、
しもじもにゅーす@shimojimonewsさんがまとめていたものを、
https://t.co/DHoDejVSf8を見た私の備忘録。動画を見る時間がなくても要点がわかるように整理しました。お役に立てれば幸いです。動画を作っていただいた@ugaya様にはこの場をお借りて感謝申し上げます
— しもじもにゅーす (@shimojimonews) August 30, 2023
①海洋排出するのは最悪の選択
「海洋は世界共有の財産である(領海は例外)」と国際法で定めら
①海洋排出するのは最悪の選択
「海洋は世界共有の財産である(領海は例外)」と国際法で定められているのにも関わらず排出した事によって
国内問題で留まっていた原発事故の問題を国際的な、より複雑で解決するのが難しい問題にしてしまった。
汚染は他国に持ち込まず、国内で陸上処理するという原則を破ってしまった。
これに言及されてしまうと日本政府の落ち度が明らかになるため外交上大きな弱点を自らつくった事となった。
(日本の水産品輸出総額のうち42%を占める=お得意様の中国が早速これを利用してきた)
これを理由に攻撃することが出来るくらいの大義を与えてしまった。
(海は世界共通のものだから首を突っ込む事の正当性は批判できない)
②「海洋投棄以外の方法がない」というのはウソ
陸上処理する方法は少なくともが2つ実用化されている
・🇺🇸スリーマイルで用いられた汚染水を自然乾燥、蒸発させ、
残った放射性物質を高レベル廃棄物として永久保管する方法
自然蒸発させ汚染水を減らす時間は日本に十分あったし(事故が起きてからやればよかった)
放射性防護の鉄則の1つである「放射性物質を封じ込める」という観点からも海洋排出より
こちらの方法を選ぶべきだった。
・🇯🇵汚染水を「コンクリート固化」させる方法(モルタル化という)
「リプルンふくしま」で展示されるくらいメジャーな方法だしアメリカのノースカロライナ州にある
「サバンナリバーサイト」では汚染水処理にコンクリート固形化が実用化されている。
原発の監督官庁である経産省の「多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告書」(2020年1月31日)の
議事録を見てみると自然乾燥は世界では前例があるが日本では前例がないとして不採用としているが
(原発事故を起こした所の海洋投棄は世界のどこをを見ても前例のない、
人類初の試みなのだから先程文字にした経産省の理屈は通らないように感じる※文字起こしした人の感想)
そもそも固形化に関しては選択肢として提示されていない!
海洋投棄しかないという方向に議論が誘導されているがまずその前提が嘘である。
③④⑤「放射性物質が水の中に残留していない」
「ALPS処理水にはトリチウムしか放射性物質は残っていない」、
「世界中の原発で行われているから放棄していい」というのはウソ
東京電力の公開資料でセシウム、ストロンチウムなどが残存していることがわかっている!
しALPSは核種を全て取り除くことなど不可能!(「廃炉資料館」などから学べる)
よってトリチウム水などと言う言葉はあたかもトリチウム以外の核種は入っていないと誤認させるための言葉であり
外国(主に中国)のほうがトリチウムを捨てているからと言って日本の海洋投棄が正当化されるわけではない。
世界の原発で核物質=メルトダウンした燃料棒に直接触れた水を海洋投棄したのは福島第一原発だけ!!!
なのだから、、、世界では核物質に触れた水を海洋投棄しない。海に放射性物質を流したら国際法違反だから。
※燃料棒がメルトダウンした「デブリ」(700〜800㌧)は
鉄やコンクリートを巻き込んで溶かしたので成分が今の所よくわからない。
⑥「日本政府の基準を守っているから海に捨てても安全」というのはウソ。
本来違う基準をALPS処理水に当てはめている。
日本政府のALPS処理水排水基準は「人間が飲んでも大丈夫」というもの。これが不適当。
「人間が体内に接種しても害がないから」というのは「環境に放出しても害がない」とイコールではない。
⑦ALPS処理水の基準には環境への長期的影響が考慮されていない。
生物濃縮を考慮したシュミレーションを日本政府はやっていない。というかこんな暴挙は人類初なのでデータがない。
「100〜200年単位で安全性が保証できないものは捨ててはいけない」という原則
(日本語で予防原則と呼ばれるもの)を破っている。
「脱炭素」政策は予防原則に沿っているのにALPS処理水は反対している。つまり同じ政府内で政策が矛盾している。
⑧「海洋投棄すれば東電の敷地に溜まっているモノが綺麗サッパリなくなる」というのはウソ
日本政府の基準を満たして放出されるのは溜まっているタンク全量の三分の一にすぎない。
三分の二は色々な問題点が指摘されている日本政府の基準すら満たせないくらい汚染されている
⑨「汚染水タンクを置く場所がない」という東電の発言はウソ
これは福島第一原発機内(3,5平方キ㌔)だけの話。
福島第一原発を取り囲んでいる「中間貯蔵施設」は17平方㌔もある。
ここにいた4300人の住民は30年帰れないためそこに置けばいいのでは?
⑩「福島の復興のために欠かせない」というTwitterの発言はウソ
ALPS処理水を廃棄しても福島第一原発に空き地が出来るだけでその外側にある原発事故被害地の「復興」には
何も関係がない。
強制避難となった半径20㌔の被害地だけで面積がだいたい628平方㌔。
原発機内3,5万㌔にタンクの空き地が出来ても外側はなにも変わらない。
⑪「廃炉のために海洋放出は必要」というのはウソ
廃炉=メルトダウンした燃料棒の抜き取りをすること 。 だからそれをしないと廃炉したと言えない、
海洋放出は廃炉とは全く別の作業。
⑫ALPS処理水の海洋投棄は風評被害を作り出している
そもそも最近は福島の農作物などは普通に売れていたし、福島第一原発から10㌔内では人口の92%が、
20㌔内では80%が消えたことによって当然米農家が消えた。生産量が減ったのは風評被害ではなく実害である。
stop風評被害というがALPS水放出が始めるまで風評被害は存在せず
もし福島県産食品の買い控えが起きたらそれは排水による人災。
そもそも外国人が日本の尻拭いをするというのはおかしな話。海は繋がっているのだから
日本に対し制裁を加えることも正当化されるだろう
これらは全て何か大義名分を得たい政府のプロパガンダである。
我々一般人はそれを見抜ける力を身に着けなければならない。
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